私の経験上、うまくことが進む時というのは、さっさと動いているときである。
自分が迷いなく行動していると、それなりに間に失敗もはさんでいるのかもしれないけれど、なぜか素敵な偶然が重なり、エッ!なんで!?ということが続く。
先日母を病院に連れて行ったけれど、その午前中、あれこれ病院と電話をしていた。
母がいただいてきた薬が切れないようにするために、できるだけ早く病院に行っておきたかった。
病院とのやり取りが数回。折り返しの電話も数回。
ドクターと相談してくださって、最終的にどうすればいいかを教えてくださったときに、毎日午後はやってません、と言われていたのに、今日なら午後やっています・・・、とのこと。
その日に済ませるということにした私は、母の了解を得て、さっさと用意をする。
途中忘れ物をしたというのに、歌を歌っているらしく、私はせっかちではないという判定を母から受ける。
だって、忘れ物したら取りに帰ればいいだけだしー、と笑っている私。
私は、人が忘れ物をしたと言って怒ることもないけれど、自分がすることを人がしたときに怒るのはどうかと思う。
かつて、夫が札幌で、自分も車を二回ぶつけておいて、私がぶつけたときには気づいて怒ったときに、それを指摘すると、札幌はアイスバーンでどうしようもない・・・、と返ってきたときには、この矛盾、何よ!と思っていて、それは私の心に残っている。そう、いつまでも・・・。これは一生忘れないだろうな。(笑)
だいたい、自分だって間違えるものを、人がしたら怒るなんて、おかしい。
それは教師も気をつけなければならないことである。
人間だから、誰だって、間違えることくらいある。
それを優しく許してあげるのもいいけれど、ただ、あまりに許していると、甘くなるので、私は時折雷をおとすことがある。
雷を落とすより、冷ややかな態度に出ることもあるかもしれない。(笑)
それは結構生徒たちには効く。
が、母としてはどちらかというと甘かったなあ・・・、という自覚はある。
だいたい外で結構大変なんだから、まあ、家のなかでくらいは・・・、という気持ちもあった。
話は戻る。
母はめでたく、先生に診ていただくことができた。
母は今までで一番素敵な先生に当たった、と大喜びしている。
ベタ褒めである。
そうか・・・、ドクターというのはおばあちゃんの心を時にはわしづかみにする仕事なのか!?と思った次第。
それも、その日に受診できるなら午後に行こう!という私の決断のおかげで、その素敵な先生にお目に掛かることができたのではないか!?
私に感謝してよね!と思っている。
帰りにコーヒー豆屋さんに寄って、試飲などして、ちょっとほっこりしてきた。
気付いてすぐに動けば、素敵なことがあるものだというのは経験的に知っている。
今朝も母は、私の決断で、素敵なことに出会った。いや、素敵な人にも出会えた。よかった!