ただで周りの人をしあわせにできるものー言葉について

先日、ある人の言葉が、思い切り私の心を温かくした・・・。
などと書くと、私は漱石の『こころ』のある一節を思い出してしまうのではあるけれど、本当に先日、ある人が私の心を温かくしてくださった。
まあ、誉め言葉で、仕事とは全く関係のないところでのことだったのだけれど、むしろ人間性に関わることだったし、遡れば、下の子の幼稚園のママ友が言ってくれたことと同じ意味のことだったから、懐かしくも嬉しく、久しぶりに彼女のことを思い出してしまった。

他県から来た私を、彼女こそ、あんたは他県から来たはずやのに・・・、とよく指摘してくれた。
私があんたをこよなく尊敬するのは、誰がなんと言おうと何と思おうと、仕事でも友達でもご近所さんでも、とにかく開拓していくから、というものだったし、あんた、真面目やから、とも言ってくれた。
それに、あんたには何度びっくりさせられたかわからない。ぽわ~んとした嫁かと思ってたら、あんたの勤労意欲と言うものは・・・。
と彼女は何度私にその都度驚いた経験を話してくれたことだったろう。

だから、とんでもなく心が温かくなった。
そんな風に映っているのか?私って嫌な奴ではないんだな、というおかしな感慨だった。
高校時代、結構反省ばっかりしている私に、ハナちゃんという友達が、
だいたい反省しすぎるよ。部活の会議の時も、反省ばっかりして偉いなあ・・・、と思ってたけど。
なんて言ってくれた。勉強しなかったら叱ってもくれたけれど。(笑)

先日のは、自分よりずっと年配の女性の方の言葉だった。
実は、私は、年上の女性から可愛がられるのが大好きである。
未遂に終わったけど、あるパーティで、友達になった人が隣でアイスクリームを選んでいるときに、その肩に頭を乗せてしまいそうになったことがあった。
それを母に話したら、
それわかる。あんた、そういうことしそうなん、わかる。と言われた。
ついでにLGBTのキレイなお姉さまの横に立って、それも未遂に終わったけど、その肩を借りたい、と思ってしまったこともあった。
懐深そうな素敵な方だった。
それも母には理解されてしまった。

というわけで、私はお姉さまが大好きなのである。ふふふ。
しばらくはご機嫌で生きていけそう。

だから、言葉の力は偉大で・・・、という話をしたかったのであった。(笑)