本番に強い人を作りたい・・・。

共通テストが終わりました。

教師としては、ああ、これほど肩に掛かっていたんだなあ・・・、と気付くほど、ドッと来ました。
今年の冬期講習は、なぜか、自分自身、頑張っていた、と自分で思っています。
精神的な面という方が適しているかも知れません。
かなりドSの櫻井をしていて、高校部の生徒たちは、かなり震え上がっていました。

大学受験組の結果が出ました。
たまたま、先ほど、朝活に出席していたその席(ZOOMではあるのですが・・・。)、で、思わず話してしまったことがあります。
哲学についてのお話でした。

教育的観点から、哲学は・・・?というご質問に対して、思わず答えてしまったことでした。

それは、私は本番に強い子を育てたい。
また、本番に強い人になってほしい、と願って、生徒さんたちを育ててきたのだということです。
受験だけではありません。

一応学習塾です。
教科指導がメインになるべきという考え方が多数でしょう。
でも、教師をしていると、あちこちで、ああ、納得だよなあ・・・、とささやかれることがあるのです。
まあ、大雑把に言ってしまえば、「精神力」などという、なんともつかみようのない言葉になってしまっているのですが・・・。
いやいや、この先の話は、しっかり勉強していての話です。

母校の高校での結果を見てみても、それから教師として生きてきた中でも、なんとなく感じていることがあちります。
部活を休んで、さんざん迷惑を掛けて、おいしいところだけ持っていく。
あるいは、人を傷つけるようなことを平気で、言いたいことだけ主張する。
そして何より、偉そう。不遜。
どこか人を傷つけることが得すること、相手にいい思いさせたくない・・・?とでも思っているかのように、必ずちらっと嫌なことを言うタイプ。
だいたい、自分の受験やするべきことに集中していたなら、人のことなんて目に入ってくるはずもないのであって・・・。

まるでそれまでまき散らしてきたことが自分に返って来るかのように、結果が出るような気がします。
すべてがその子の行いだなんてことはないにせよ・・・。

そうかと言えば、なぜかいつもより得点を取って来る子もいるのです。
どこかで人のために役立とうとするタイプ。
手堅いタイプもいます。
いつも取ってる偏差値通りにしっかり合格してくる。これも、結構大学受験では簡単なことではありません。
そして、何よりも面白いのは、入るはずのないところに、と数点だけしか余裕がない状態で合格してくる子。
その大学に入るようになっていたのね・・・、とまるで運命でもあるかのように感じられる場合があります。

要素分解すれば、心理学的アプローチも可能かもしれません。
きちんとしていると、自分自身が安定しますから。

そんな合格をいくつか見てきました。
中学校の先生方が、素朴に、「日頃の行い」「服装がきちんとしてる」と言って喜んでくださるような・・・。

なかなか表現できず、そうして、ときに気づいていながら、なかなかお伝えしにくい面もある。
でも、本当に本番に強いタイプに私は育てたい、と思っているのです。

できれば、子育てについてのメルマガを配信したいのです。
子育て、小さいときからの教育(この場合、決して知育の面ではなくて。)が大切です。
特に、私のように、ある程度、大きくなってからお付き合いするような仕事をしている身だから、なおさらそう思うのです。