メールを送りながら、元気でいる自分をちょっと申し訳なく思いながら、キーボードをたたいている。
病気の方に、自分が元気でいることばかり書いてはいけない、とも思うし、でも、支えるには元気でなくてはならない。
考えてみれば、私はずいぶんとパソコンに助けられている。
支えられている。
今日、お礼状をやっと書いた。
手紙をパソコンで書くなんて思いもしなかった。
けど、なぜか自筆で書けなかった。
自筆の手紙って重そうで、もしかしたら、嬉しさも増すかもしれないけれど、もしかしたら迷惑にならないか?と思って、初めてワードでの文章でお礼状を書いた。
感情をあまり出してはいけない部分では、余計に活字が助かる。
以前、あるセミナーを受講する前に、自筆のはがきが来た。
正直、重たかった。
なんでも、その自筆のはがきを出した場合、契約の成約率は上がるらしい。
でも、考えてもみてほしい。
いきなり知らない人から自筆のはがきが来るときの気持ち。
私は、相手の身にもなってみる。
そのはがきの相手と、数日後、私は隣でお寿司をいただく、ということになった。
あれほど遠く、そして、いつかお目に掛かりたい、くらい雲の上の人だった人から自筆のはがき(これはご本人に訊いたらご自分で書いた、とのことだったが、その後種明かしがあった。)が届き、いきなり隣でご飯、という気持ち。
そんな、ドキドキするより、なんでかいつもの、すぐ人との距離感を縮めてしまう悪い癖と、富山の悪口を言ったり、試験を受けるのを止める人は、悪者、という構図よろしく、あれこれバトルをしてしまっていた。普通の人間関係の人みたい・・・。本当に、あの、○○さん?
あああ。
というわけで、私は、今回、敢えて、自筆にしなくて良かった、と思っている。
第一、パソコンでの方が、冷静に、速く書けるから。