世の中は新型コロナウイルスの影響のお話でいっぱいです。
不安でないと言えば嘘になるし、それに、子どもたちの学校生活がどうなるか、落ち着いて学習できるか、など、あれこれ考えてしまうこともあります。
大学受験はどうなるのだろう・・・。
私たち指導者が、いつも、どうにでも対応できるようにしておかなければならない状況です。
そんな中、私の主催している学習塾では、夏期講習を終えようとしています。
本当にブログを書く間もない忙しさでした。
生徒だけではなく、保護者の方にまで呆れられるほど、朝から晩まで指導していました。
今年は文系の生徒さんが大半であることも関係しています。
どうしても私が指導することが多くなります。
そして気づきました。
私は文章を書くことも好きですが、何よりも指導が好きなのだと。
そして、一生懸命に指導していると、世の中の騒ぎも一瞬忘れるくらい、と言っても、一日中指導しているわけですから、一日中、生徒のことばかり考えていることになります。
しあわせるーむとして、ご家庭でのお話を聞かせていただいて、そしてお子様が入塾されるケースも、少しずつですが増えてきました。
私の最初の想いである、親御さん、特にお母さまに幸せになってほしい、という思いが、数年かけて実現してきた形です。
私には何を言ってもいい。
私の器を信じてください!
と必死でお願いして、まずはお母さまに落ち着いていただいて、お子様が落ち着かれたケースもありました。
最近は、お母さまも表情が生き生きとされ、ご家族で教材などにも気を配っては、ご協力いただき、お子様が、落ち着いて勉強されています。
お母さまの出会った頃よりも生き生きとされている表情を見ていると、こちらまでしあわせになってきます。
それから、保護者の方と連携して、なかなかに性格的に難しかったお子さんが、ずいぶんと落ち着かれていることに、お互いにびっくりしたケースもあります。
ご本人が認めているのだから、ともに成長してきたということでしょう。
手のかかる子ほど可愛い、ではありませんが、まるで子供たちを育てているように、教室の生徒さんを育てている自分に気づきます。
だから、叱るときは、必死で叱るし、でも、誰も曲解したりせず、私の気持ちをしっかり受け止めてくれます。
叱るのはエネルギーが必要です。
必死です。
でも、必死で発した言葉が生徒さんの中で、まるで発芽するように、育っていくのを実感し、成長に気づくとき、私は、心の底から、
ああ、生きることは素晴らしい!と思えるのです。
この夏は、ちょっと神経質になってみたり(新しい人が何人かいて、コマ数も多く、ちょっと新しい出会いに緊張していたようです。指導が軌道に乗るまで、心が通じ合うまで、やはりこちらも、真剣さが増します。)、教育の効果を実感して、嬉しくなってみたり・・・。
指導に思い切りのめっていた夏でした。
その分しあわせだったとも言えます。
誰かのお役に立つこと。
それが私のしあわせなのだと実感した夏でもありました。
心の底から、出会った人にしあわせになっていただきたいと思っています。