以前書いたように思うのですが・・・。
私は通信で大学院の過程を経て、資格を取ろうかなあ、と思ったことが一瞬ありました。
でも、周りに反対されました。
なぜか?
先生は資格を取ったら、先生でなくなるから、というものでした。
たしかになあ・・・、と思います。
きっとカウンセリングということになったら、私は縛りを感じて、自由に動けなくなるだろう・・・、と思ったのです。
今、教室には、以前の様子とは打って変わった様子で通ってくれている生徒さんがいます。
カウンセリングなどというものではない、ときに分析と直感と、過去の自分の経験をフル活動させて、私は体当たり(そんな激しいものではないと思われますが。)でぶつかって、なんとかその子らしい状態に持って行くことに努めます。
そういう意味では、この夏はなかなかにヘビーな夏でした。
何人と本当にガップリと組んでここまで導いてきたことだろう・・・?
そうして、今、その生徒さんたちの笑顔を見ると、ああ、仕事していたよなーと、実感します。
そんなとき助けてくれるのが、というか、そうっとサポートしてくれるのが、以前からいて、教室のことを勝手知ったる生徒さんだったりするのです。
恩は送られます。
かつて自分たちが私との関係で学んだことを、今度は新しく入ってきたこの様子に重ね合わせて、今、○○なんだなあ、と感じてくれて、その場に合わせて気遣いを見せても暮れているようです。
私は、時折、その時々に違う意味で大変な生徒さんを指導していながら、その生徒さんたちの配慮が本当に嬉しくて、そっと感謝の言葉を伝えたりするのです。