しあわせな風景

お母さんが大好きな赤ちゃんと、愛しそうなお母さん。
その姿を見ると、ずっと幸せでいてほしいと願わずにはいられない。

赤ちゃんを見ると、大きくなって、それこそ一人前にその子にしあわせも喜びも、そしてそれなりの苦労もあるだろうとは思えず、つい、このままの時が過ぎて行ってほしいと思ってしまう。

母親はどれだけの注意を払って、我が子をしあわせであれかし、と頑張ることだろう。
それは育児としてかもしれないし、仕事をするということを通してかもしれない。

でも、当たり前のように成長していき、大人になって行き、一人前に、自分の人生を歩いていく。

そして、いつか、○○な状態がしあわせ、ではなくて、乗り越えていくことのできる力がしあわせなのだと気づくのかもしれない。

事柄ではなくて、それを乗り越えていく力。

今日、NHKののど自慢を見ていて、80歳のおじいさんが、波乱万丈の人生でした!最近やっと落ち着きました。だから2番の歌詞が一番好きです。
とおっしゃるのを見ていて、この方、とても波乱万丈な人生を乗り越えてきたようには思えないな、と思った。
きっと恨んでなどいらっしゃらないのだろう、ご自分の人生を。
乗り越えるべき課題として、果敢に乗り越えて来られて、納得してこられたのではないかな?と思った。

つい我が子には苦労させたくない、と思うけれど、漢文などを読んでいると、結構大人物は人生の前半戦に苦労をしている。
まるで、その後の後半戦に耐えられる力をつけさせるため、というように。

可愛い子には旅をさせよ・・・、などというのはそういうことかもしれない。
確かに中国大陸は広いから、旅するに困ることはなかっただろうし・・・。(笑)