今日、生徒のために、クリニックに行ってきた。
ついでにインフルエンザの予防接種の予約ができた。
考えてみれば、あまり病院にお世話になるほうではない。
ただ、眼精疲労と、ストレートネックのせいで、首が凝りやすく、以前ほどではないけれど、肩こりはお友達、頭痛はずいぶん減ったけれど、まあ、勉強したり、毎日とんでもない量の文章を読んだり、読み解いたり、文章を書いていると、このあたりの症状とはお付き合いしなければ仕方ないよなあ・・・。
教師というのはいい仕事で、誰かの悩みを聴いているうちに、ああ、これって・・・、と自分の子育て時代を反省したり、反対に、ああ、間違ってはいなかったのだな・・・、としみじみ実感させられることが多い。
昔、ある先輩が、お坊様が7代分、不徳を消すことができる、と教えてくださった。
なぜなら、人の話を聴いて、自分が悟りを開かせてもらえるから・・・。
頭でっかちだった私は、ああ、人の話を聴いて、自分の心を客観できるからだろう・・・、と解釈した。
今、私は、先日から生徒さんからの、若く見える説にめちゃくちゃ喜んでいるけれど、親御さんは自分より若いという方が多くなってきた。
その分、お話を聴いていて、思い出すことが多いのである。
あああ・・・。
子育て時代の学校の先生との関係。
お友達とのことをずいぶん心配していた自分のこと。
周りの人との関係。
意外に好かれていたこと。
などなど反省と共に、実は心温まることもたくさんあったことに気づかされる。
中学生だったころの自分、高校時代の自分、そして、大学時代の自分。
随分彩り豊かな学生時代だったな。
とにかく自分という人間の成長を求めて、勉強し、部活で鍛えてもらい、アルバイトに精出し、一生懸命教師になろうと努めていた。
考えてみたら、すべてが教育につながっていたのかもしれない。
根っから教育に関心があったのだろうと思う。
だから、今、生徒さんと共に過ごす時間は、本当に幸せである。
ああ、あのレシピ、試したい!
あの洗剤が・・・。
などと言いつつ、この充実した日々を過ごせるありがたさを誰より感じているのは私だと思う。