実は今日、車で出掛けるときに、ある人の言葉が引っかかって、私のこころはざわついていました。
なんで今言う?時間の配分もあるし。
忙しい私がちょっと自分を取り戻そうとなんとか時間を作ったのに、それに加えて用事を言うなんて・・・。
私はだいたい、人からあれしておいて、これしておいて、と言われることにイライラするタイプではありません。
いい妻、いい母親は、
ちょっと待って。
とは言わない、と教えられましたから、極力誰かに何かを言われたら、返答にも、してほしいと思われていることも後回しにせずにするように努めています。それなのに、なんでこんなにイライラするのだろう?
もしかしたら、その用事を大事な用事だとは思えていないのだろうか?
と思ったのです。
とりあえず、私は私の心と闘っています。
なんでイライラしたのだろう?
確かに配慮があれば、そこで言うべきことではないな、と思っています。
なぜなら、私がなぜ出掛けるのか、何しに出掛けるのかわかっているからです。
そのわかっていながらそう表現されたことがとんでもなく気に障るのです。
相手にとっては重大な用事なのでしょう。
生徒さんに言われたことも、できるだけちょっと待ってね、とは言わないようにしています。
あ、今気づいた。その人の思いの強さがしんどいのかもしれません。
どこかに、絶対にこうしてくれなければ困る・・・、というものがあって、それを言わずに我慢しているのに、と思って遠慮しているのに、と思っているような。
そうではなくて、絶対にそれを成し遂げてもらわなければ困る、というニュアンスの問題だと思います。
誰だって、仮に夫婦であっても、いや夫婦ならなおさらかもしれませんが、絶対に○○してもらわなければ困る、という構えでの依頼は、自分の気持ちにゆとりがなくなります。下着一つ、カッターシャツ一つ(わざわざ一から作ったり、相当に素材を意識しているのなら自分で買いに行きますよね?)、買って来て、と言われて、これでないと困る、というように細部まで間違ってはいけないような依頼のし方をされると苦しくなります。
この状態が正しい、というような。
私は誰かにお願いするときは、ある程度幅を持たせます。
自分の思っているものと違うものだとしても、それは買って来てくれた人の思いだし、もしかしたら良かれと思ってのことかもしれない。
こうしてくれなければ困る、というのが私は一番困ります。それに、この時間にはこれ、というのも困ります。ちょっとバッファをもたせてほしい。
たった1時間半の休憩の中で、あれもしてこれもして、というのは無理があります。
このブログを書きながら、ああ、私はこういうことを考えていたのだなあ、と思っています。