小さいころ、母がミシンで洋服を縫ってくれたり、編み機や手編みでセーターやカーディガンを編んでくれたりしたからか、私も、どうもしっかりやらなくては・・・、とついつい思ってしまう。
楽しい仕事をもっていて、これさえしていればしあわせ、と思えるとは言うものの、それ以外に生活を楽しむためのことはたくさんあって、特に秋からクリスマス、そしてお正月に向けて、たくさんやりたいことが出てくる。
ローストビーフを焼くために、いいお肉を探しておこう。
これなら、結構保つから、保存食にもいける。
黒豆も、時間を掛けてコトコトにておこう。
ジャガイモのおいしい季節。
グラタンやピザに使うとおいしいなあ。
フリース素材で、何か縫いたいな、とか、ネルのパジャマなども縫いたくなってくる。
ミシンの置き場所も大事である。
2階に置きっぱなしだと使わないから、これは1階で、それも、ダイニングテーブルにすぐ出せるようにしておかないと、絶対にできない。
そういえばカフェカーテンを縫おうと思っていたけど、ほんのちょっとの隙間時間を捉え損ねたら、もうできなくなる。
布地は買ってあるけど・・・、となる。
母は料理なども研究熱心で、子どもの頃、マドレーヌを作ったら、数日、それも一週間ほどずっとマドレーヌを焼いていた。
こうしてみたら、~だった・・・、と熱心に研究し、終わる頃には、私たちも十分にそのお菓子に飽きていた。
肉まんを作ってくれた時には、その作りのきれいさに感心した。
妹の離乳食を作る姿も見ていたので、母親のしていることって、しなければならないと思ってしまうのか、母がやっていたことは一通りしなくてはいけないような気がしていた。
高校の家庭科の先生のお言葉もある。
あなたたちは、大方4年生の大学を出て、仕事を持って、3年くらいして結婚して、そのまま仕事を続ける人が多いんです。
旦那さんが仕事が忙しいときに、イライラして奥さんに八つ当たりし、それで子どもたちにお母さんが八つ当たりして、その八つ当たりが犬にまで影響して犬がキャンキャン泣いている・・・、それが家庭というものです。
そんな神経尖って帰ってくる家族が、家に帰ってきたときに、バニラの香りがしてごらんなさい。
どれほど神経が休まるか・・・。
今お料理の勉強をしないで、いつできるんですか・・・?
と言われて、それをまともに受けて、実行してしまった、アホな女子生徒だったのは、何を隠そう、私です。(笑)
子どもたちが小さいときには、手作りのおやつを作り、その前に、離乳食は頑張りましたが、娘はたくさん食べましたが、息子は、なんで僕だけ違うものを食べるの?と思っていたようで、いきなりご飯やパンを食べていました。
ケーキ作りを頑張って、私が頻繁に作っていたある土曜日に、みんなでおいしく食べていたのに、日曜日にいただきもののケーキをいただいた後に、
ああ、やっぱりプロの作ったケーキはおいしいねえ・・・、と言われ、若干のバトルになった思い出もあり・・・。(笑)
あまり、人の作ったものにあれこれ言うものではないな、と私は思っているのですが・・・。
その他、誰かに連れて行ってもらったお店などについてもあれこれ言うのもどうかと・・・。
ああ、そう言えば、先生に連れて行っていただいたお店については、もっと褒めておくべきだったと今でも思っています。
沖縄のアグー豚のお店。
名古屋のアワビのお店。
新潟のお寿司屋さんと郷土料理のお店など、身内では行かないだろうし、友達に言っても、あまり乗ってはくれないようなお店ばかり・・・。
ただ、富山の名店もまだ制覇していないとは言うものの、新潟のお寿司のお店のお味は今でも覚えているくらいおいしいお寿司だった。
アグー豚くらいならみんなで行くかも?
でも、アグー豚のお店で、先生がきれいな女性にあれこれ言っていらっしゃるのを横目に、私は素敵なお兄さんに、パイナップルのガラス細工にについて質問していたら、お店のパイナップルのガラス細工をオーナーさんに頼んで出してくださって、私の方がモテてるも~ん!と余裕のほほえみだった。
私は第一誰かに言い寄ったりなどと言うことをしないし、第一、人前でやるなよ!と思っていた。
困っている美人・・・。
でもすごくきれいな人だったなあ・(笑)
ああ、お礼は言っておくべきだったなあ。