最近、女子高生の生徒さんと話していて、気付いたことがある。
私と彼女は、なんだか周りで起こっていることがよく似ていて、話していて、それ、あるねー!と二人で納得していたのだけれど・・・。
女性として?かなあ。
よくはわからないが、私の場合、父と母も、と言うか、特に女親である(当たり前であるが。)母は、人を傷つけることを言ったりしない、公平・正義の人である。温かいし、優しいし、人に悪気地も言わない。ただし、固い。正しいか、そうでないかに敏感である。羨ましがるが、嫉妬はしない。人にいいことがあったら、単純に喜んでいる。そんなところも似ていると言えば似ている。
自分の受験前に荒れる、だの八つ当たりしたりすると、「それは八つ当たりでしょ!自分の勉強していて、あんた、何!?」と平気で言える父と母である。
だから、私が、人間関係での何かおかしな事件でも話したら、「そんなん、まちがってるやーん!」と即座に言える。
お母さん、私よりいいところを通ってきたのね!とおどけて言ってみる。
そんな母に育てられた私は、人間は、人に意地悪したり、嫉妬したりしないものなのだと信じて生きてきた。
だから、結婚して、いや、新卒で勤めた学校でも、人の意地悪に遭うと、とても悩んできた。
人は意地悪しない
↓
何か言われる
↓
自分に非があるのだろう・・・。
↓
努力しなきゃ!
↓
いつの間にか成長!
でも、悩みは尽きない・・・。このパターン。
ある日、あれっ?人って意地悪して、感情ぶつけたりするのん!?
それで、彼女に言ってみた。
それって、人間が、理由なく嫉妬したり意地悪することもあるってことを知ってるだけでも、ずいぶん楽になるんじゃないの?つまりは、自分が悪くないこともあるよって、話してみたのである。
理不尽なことがある。
でも、それが人間ってものなのかもしれない、なんて、遅ればせながら気づき始めているのである。