母のありがたさ。

3日間、お休みをいただいた。
正直、指導に根を詰めていたし、それに加えて、違う方面にもえらく真面目に取り組む日々が続いていた。

疲れてるな・・・、と思った。
いや、体力的にはかなりタフな方だと思う。

一時たくさん字を読んだら知恵熱状態になっていたり、子育て時代によく微熱を出していたのとは違って、今はほとんど熱を出さない。
若いころから、疲れが微熱になるタイプだったのに・・・。

昨日復帰して、でも疲れが取れなくて、生徒さんも体調を崩している子がいて、それで、早く教室を締めて、昨日は、マッサージ屋さんに駆け込んだ。
ちょっとなじみになった方との会話は終始面白かった。

イケメン好きだとか、そうでないとか、私の好みのアメフト選手の件も覚えてくださっていて、私はとっても楽しかった。
でも、今朝、まだ疲れているなあ・・・、と感じて、私はなんでだろう?と思っていた。

母と話していた。
こんなとき、もし私が娘に同じ内容の話をされたら、なんて答えるだろう・・・?
と一瞬柄にもなく考えて、自己完結してしまった。

なんて、感性的な悩みをしてるのよ!
あなた、自分の立場を考えなさい。
今は、教師と経営者をしているのよ!
何を自分の気持ちを介入させてるのよ!
事柄で判断!事実で判断!
あなたって、自覚が足りない!
妥協してるのね!

と言っただろう・・・。
そう、ぼわーんと考えていたことがあったのだ。

先日、友人から、あなたならどうする?と訊ねられたことがあった。
今、大学はかなりリモートと対面と、授業の在り方が複雑にパターン化されていて、大学のある場所に行かなくても、地元にいても、授業を受けられる場合もあるらしい。
今、お家にいらっしゃる娘さんについて、大学まで行ってもそうでなくてもいいんだけれど、どうすればいいんだろう・・・?
という話。
旦那様は、大学に行った方がいい、とおっしゃってているとのこと。

で、私は考えた。
私なら・・・。
正直にこう言う。

ママは、そばにいてくれたらとっても嬉しいけど、でも、大学の授業は受けに行った方が、学びは大きいから、そういう意味では学校に行った方がいいと思う。
どちらか決めて・・・。

要するに自分で考えて、責任をお取り・・・、という話になるのだけれど・・・。
友人は、「優しいお母さんねえ。」と言ってくれた。

そうかな?自分で責任取って、なんて、結構厳しいかもよ。(笑)
なんて思ってる。
でも、自分の気持ちと、その子の人生にとって良いことは別だったりする。
でも、愛情だけは伝えてもいいと思う。
そばにいてくれたらとっても嬉しい。

でもでもでも。
もし、娘が経営者なら、そして教師なら、そんな甘いことは言わない。
妥協してはいけません!
と職業をもつ先輩として、はっきりものを言ってしまっただろうと思う。

その点、母は、私の気持ちに寄り添ってくれて、優しい母だなあ・・・、と思ってしまった。
立場の違いからくるアドバイスって、違うものだよなあ、と実感してしまった。